この間、
yukiちゃんのブログを見てて思い出したんですが、ちょっと前まで、学園祭の季節だったんですね。
高卒で社会に出てから17年くらい経ってますので、そういった学校行事のサイクルとかも全く忘れてしまい、秋といえば
「樹原亜紀(元おニャン子クラブ会員番号6番)」
くらいしか思い出せなくなってしまいました。
寂しいもんですねぇ。。
「いぇーい・・・」
てなわけで、今日は、必死に思い出した学園祭の話でも聞いてください。
それは、高校2年の時の学園祭。
私達のクラスは、私がテキトーに言った意見に対し、誰も異論を唱えなかったことから
「ザリガニ釣り」 をすることになりました。
当然のように、言い出しっぺの私が責任者となり、実行メンバーを召集することに。
集まったのはハラチョン、ヤイキン、ジュイチ、ハシチュウ、ケツミ、エーイチ、摩擦男、ほくろげの計8人。
教室のデザインや水槽、記念品等の面倒なことは女子に任せて、私たちは
「ザリガニをどーやって調達するか?」について徹底討論。
ほくろげ「買う?」
ジュイチ「予算ねぇべ?」
とりあえず、買うという意見は却下。
ヤイキン「ザリガニって何処にいるんだ?」
ほくろげ「武蔵中原駅近くのドブ川にいっぱいいたよ。」
ハシチュウ「そこ行こうよ!」
ほくろげ「俺が中学の時に埋め立てられた。」
全員「・・・・・・」
ケツミ「俺のいとこの友達が、多摩川でザリガニ釣りしてる子供を見たことがあるって話しを聞いたことがあるらしいよ。」
ほくろげ「お前、ネタなら面白いけど、真実ならココで言うなよ。」
ケツミ「いやホントだって。」
エーイチ「いつの話し?」
ケツミ「最近。」
摩擦男「多摩川のどのへん?」
ケツミ「知らん。」
ほくろげ「探すか?」
全員「だな。」
という事で、休みの日に集まった私達。
駅名に多摩川が付くからきっと川がキレイなんじゃないか?という安易な発想で、
小田急線の和泉多摩川駅で下車。
何の手掛かりも無く、無作為に川を目指すことになった。
河川敷へ下りると、人があまり入らなさそうな雑草が生い茂る草むらを選んで潜入。
身の丈ほどもある長く伸びた雑草は、まるで私達の行く手を阻むかのように、次から次へと顔や足に鞭のように伸びてくる。
それらを手で掻き分けながら、やっとのことで水辺に到着することが出来た。
「ここいら辺で探そう!」
8人は足場の悪い泥濘を手を泥だらけにしながら奴等を探した。
しかし見つからない。
泥まみれになった手を川で洗い流し、一旦休憩を挟もうと思っていた矢先、誰かの叫び声が聞こえた。
「ワッ!!」
声の方に振り返ると、天パーのハシチュウが腰まで水に浸かっていた。
足場が崩れて川へ落ちたらしい。
「まじ〜?着替え持ってきてねぇよ〜。」
ハシチュウはびしょ濡れになった衣類を脱ぐと、雑草の上に干し、勢いよく川に飛び込んだ。
「うっひょ〜!!気持ちいい〜!!」
最初は笑って見ていた私たちも、あまりに無邪気なハシチュウの姿を羨ましく思うようになり、後を追うように次々と川へ飛び込む。
季節は夏の終わり。
外気に比べて水温はまだ暖かかったが、当時の多摩川は、お世辞にもキレイといえるものではなかった。
しかし、川遊びなんて何年ぶりだろう。
みな童心に返ってはしゃぎまくっていた。
ふと見ると、対岸のボート乗り場から借りたであろうボートに乗って、愛を語り合っているカップルがいた。
多分大学生くらいだろう。
そのカップルの乗ったボートが、私達の見ている前で浅瀬に乗り上げ、身動きが出来なくなっている。
これは大変だ!!
私達は泳いで対岸に向かうと、浅瀬をつたってボートへ駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
カップルはいきなり現れた私達の姿に唖然としていた。
「私達にお任せください!」
力強い言葉と共に、全員でボートを持ち上げる。
(少しサービスして「わっしょい!わっしょい!」と、御輿のように上下に振ってやる)
怯えるカップル。
無事救助を終え下流へと流されていくカップルに手を振る8人。
みな満足そうな笑顔を浮かべていた。
全裸で。
続く。
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